プランを変更して良かった

2011.10.21

その夜、工務店主と外構屋の社長は、電話で激しく意見を闘わせることになったと、翌日、設計士さんが報告してくれた。外構屋の社長は、「アプローチの勾配には、なんら危険がない、横浜方面ではもっときつい傾斜でもたくさんの仕事をしてきている。門の位置は、そこに住む人が決める問題だ。そして、お互いに作品作りをしているのだから、相手の作品をけなすようなことを言うべきではない」と怒ったそうだ。それに対してMさんはこんなふうに答えたと、設計士さんが話してくれた。

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「家造りは、作品作りである前に、住む人の幸せを願い、その求めるところに従うべきものだ。施主さんはあなたの作品を気に入って依頼したそうだが、自分の家の外構プランそのものを理解できていない。だからもっとしっかりとプランのデメリットについても説明をして、その上で、施主の判断に従うべきだ」と「そうだった、私が非常識だったのだ。工務店の社長になんら相談することもなく、外構を勝手に決めて工事を始めさせてしまったのだから」私は、Mさんに謝ってから何回も東と南の道路を行ったり来たりして、息子が門から道路へ飛び出すことなどを想像しながら検討してみた。すると、人が出入りする門と、駐車場人目を一緒にして東に設けるのは確かに良くないことだと気づかされた。見方を変えてみると、広い敷地に恵まれているのに、なんでそのような無理をしなければならないのか、自分の考えが納得できなくなった。私は勇気を出して、外構屋の社長に謝り、プランの変更を申し入れた。その後、実際に暮らしてみて、プランを変更して良かったとつくづく思っている。